我慢

 

今生きてるこの時代を5年や10年後に

「あの頃は良かった」と言える日がくるのでしょうか?

 

 

ついこの間、

俺が学童で勤務していた時の小学生だった男の子が中学を卒業したということで、お祝いにご飯に連れて行きました。

 

ご飯を食べながら会話をしている中で、修学旅行はどこへ行ったのか聞くと

 

「本当は京都の予定だったのに、鎌倉になった」

「寺とかを見てまわった」

「ご飯を食べる時は飛沫感染予防の為に会話が禁止だった」

 

と、沢山の不満が出てきた。

 

しかも彼は小学生から水泳を習っていて、俺のススメで水泳部のある中学に進学したものの、最後の中3ではコロナのせいで部活動が全くなかったらしい。

 

あれだけ頑張ってきてたのに残念としか言いようがない。

 

そんな彼に、これから高校へ進学するにあたって、楽しい思い出を作って欲しかったので、バックパックをプレゼントした。

 

学校に行くときも使えるし、コロナが収束したら旅行に行くのにも使ってね。と

 

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今、去年から続いているコロナ禍やオリンピックの延期

それどころか、オリンピックに関わる人間の不祥事が相次ぎ

国民はどれだけ楽しみにしていた物を失ってきただろうか。

 

呆れるどころか生きる事を諦めた人がどれだけいただろうか。

 

我慢をし続けている人もいる

我慢の限界の人もいる

我慢を出来なかった人もいる

 

去年の1回目の緊急事態宣言の時

日本は一丸となって自粛、STAY HOMEをがんばり、日本中のアーティストが応援してくれたのに、あれから一年が経った今の日本は、あの頃の気持ちをどこに忘れてしまったのか。

 

とても残念な気持ちになる

 

正直、俺の世代はこれから死んでいく年寄り達の尻拭いをしなくてはいけない。

せめて、俺の世代で尻拭いをし、下の世代に未来を与えてあげたい。

 

だから、俺は死ぬまで我慢する。

 

将来貰えない年金を今の年寄りを生かす為に払い続けて、一体何の意味があるのかと思う時が多々あるけど。

 

全てに目を瞑り、上の代の過ちを正していく。

 

無意味だと分かっていても